全身に酸素を運び、貧血を防ぐ『鉄』
2011-04-06 14:10:190 Comments
体内にある鉄は、酸素を運ぶ役割をする赤血球のヘモグロビンの
材料となる成分です。実際に酸素を運ぶヘモグロビンとなる
「機能鉄」と、その機能鉄の不足を補うために肝臓や筋肉などに
蓄えられる「貯蔵鉄」の2つに分けられています。
機能鉄が不足すると貯蔵鉄が機能鉄に代わって酸素を運びますが、
貯蔵鉄が底をついてしまうと、血液中のヘモグロビンが少なくなって
酸素が運ばれなくなり、酸欠状態となります。
その結果が鉄欠乏症の貧血で、顔色が悪くなり、息切れ、めまい、
疲れなどの症状が現れてきます。
鉄の吸収率は平均して約8%と低く、食事でとった鉄がすべて
吸収されるわけではありません。発汗や排せつで一日にやく1?程度
失われていると言われていますが、この1?を補給するためには、
約10倍の鉄を摂取しなければいけないのです。
特に女性の場合は、月経時に鉄が失われてしまうため男性よりも
多くとるように心がけましょう。妊娠、出産時はなおさらです。
鉄はビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると、吸収率がよくなります。
鉄を多く含む食品大豆製品
プラス
小松菜、ほうれん草、春菊、モロヘイヤ、プルーン、
豚・鶏・牛レバー、干しヒジキ、赤身の魚、カキ、アサリ、しじみ等